めざせアラフォーナース

半月ぶりに書き書き。
先月今月と、テストはいっぱい、実習もいっぱい
来月には臨地実習に出るために不可欠の
実技テストもあります。
実技、バイタルは得意なのですが（特に血圧大好き）清拭がどうも苦手^_^;
冬休み中も学校に行って、練習することになりそうです。

先日、授業でむくみ（浮腫）を扱ったのですが、
その際、実際に瞼と足をつまんでみましょう～
というわけで、やってみました・・・

別に腎臓も肝臓も血管も何も問題ないのに
つまんだ跡の戻りが微妙に遅いんですよね、若い子に比べて(-_-;)
先生には「大丈夫、私だってそうよ」と慰められましたが、
いや、やっぱ悲しいわ・・・
アラフォーはつらいよ。

ときどきスーパードクター、などと銘打って
テレビで色んな科の手術や技術を扱う番組を見ることがあります。
多くの方の命を救う、健康を取り戻す、
そんな医師の姿には頭が下がりますが
実は私はナースを目指しているのに、お腹の中を見るのが怖い(>_<)

昔、母の手術の際、切り取った臓器の一部を
手術直後の説明中に不意打ちで見せられて以来
どうも苦手です。
おかげでいまだに、テレビで見る
心臓手術や肺の手術なども苦手。
資格をとっても外科ばかりは行けそうにありません。

が、なぜか脳は意外と平気。
最近授業で脳内の手術の様子を動画で数回見ましたが、
心臓や肺などと違って、モロに動いていないし
あまり血も出ないし色も穏やか。
まあ、脳に到達する前の段階がちょっと怖そうですが^_^;

反対に内臓に負けず劣らず怖いのが目の手術。
別に流血していないし
内臓のように動いてるわけでもないのに
手術の傷口だって小さいのに怖い怖い。
動画を見ながら「こうして硝子体を刺します」だの
「水晶体を摘出して」なんて解説付きで見る動画は
ホラー映画より怖かった。

ナイチンゲールのような強く優しい看護師への道は
果てしなく遠く険しいです。

最近学校で血圧を測りました。
今は血圧もスイッチ一つで自動で測ってくれるものも多いけど
もちろん看護学校でそんなものは使わせてくれません。

看護学生の血圧測定と言えば、血圧計と聴診器。
でも、最高血圧しか測れませんが、聴診器なしでも測れるのをご存知ですか？
なんとよく脈拍を測る、手首の動脈（橈骨動脈と言います）を利用して
測ることができるんです。
測り方は、よく見る聴診器を使った測り方と同じ。
血圧計を使うのは同じで、
肘の内側に聴診器をあてて測るのでなく
手首の脈を触れて測るんですね。

看護学生になってからは色んな知識が増えて
毎日楽しいです。

１１月は実習とテストがてんこ盛り。
毎週毎週テストと実習が続きます(・_;)
今日もテスト勉強＆実習の手順の確認中。
しんどいです。

先日ちょっとしたことから移植の話をしました。
法律が変わり脳死移植の際、
本人の意思表示（ドナーカード）はなくても
家族の同意があれば移植できるようになったのは
ニュースでも報じられご存知の方も多いと思います。
かつて法学部で脳死移植の問題点を学んだ身としては
かなりいやな話ですが・・・

人はいつから人、と認められるか知っていますか？
まあ、生まれた時、なのですが
今の日本、この　「生まれた時」　が民法、刑法、医療の世界で
それぞれ違います。
ちなみに
刑法・・・体の一部が母体から出た時（一部露出説）
民法・・・体全部が母体から出た時（全部露出説）
医療・・・自ら肺呼吸を始めた時（独立呼吸説）
と分かれています。
それ、何か違うの、と言われればもちろん違います。
たとえば子供に害意のある人が子供を殺した時
胎児であれば堕胎罪、人であれば殺人罪です。
子供がまさに生まれそうな時、
親が死んで子供に相続が発生した時も胎児はまだ権利を持ちません。
（ただし生まれたものとみなす、ということにはなっています）
産まれて、なおかつ生きていないとだめなので
母体から出た時死んでいたら相続権はありません。
という風に人の始まりは色んなところに影響があります。

では、脳死にも関係してくる人の終わり、
つまり死はいつだか分りますか？
これは民法、刑法、医療の世界共通で
呼吸停止、心臓停止、瞳孔拡散
この３つが全て揃って人の死です。　
（失踪宣告や認定死亡による死は今回省略）

ここで気付かれるはず、
脳　死　は　心　臓　は　停　止　し　て　い　ま　せ　ん　。
ついでに呼吸（機械の助けを借りてるかもしてないけど）もしてるし
瞳孔も開いてない、脳に問題があるだけ。
つまり死んでないんですよ。
だのに、合法的に生きた体から臓器を取り出すために
臓器の移植に関する法律を制定し
合法的に臓器を生きたからだから取り出せるようにして
脳死移植を実現できるようにしたのが今の脳死移植。

これがいまだ私が脳死移植に納得できない原因です。
でも、それ以上に問題だと思うのは
国はこうした問題点を国民にきちんと知らせることなく
移植をめったやたら推進するし、
大切な家族が亡くなりそうな動転しているときに
カードももっていないひとの家族にまで臓器移植を頼に行くこと。
おまけに脳死移植に懐疑的だというと
人でなし、薄情者扱いされることがあることもねぇ(-_-)
ちなみに私、きちんとドナーカード、初期から所持しているんですよ。
死後の移植なら反対じゃなので。

でも脳死移植に疑問を持つ人に冷たいという割に
自分はドナーカードは持っていない、脳死はもちろん、死後も
自分や家族は臓器提供はしたくないといわれたら
私はどんなリアクションをすればいいのか分からない(*_*;

今の脳死移植、賛成も反対もあっていいと思いますが、
できればどんな問題点があるのか、メリットやデメリットは何か
家族が生死に境にいるとき、
移植の話をされる人の気持ちはどんなものか、
この文を読んでくださった方は、ぜひ一度考えてみてください。

先日、戴帽式がありました。
すごく緊張しました(#^.^#)
ナースキャップは最近では、バイキンだらけ、不衛生、とのことで
使っている病院はあまりありませんが、
でもやっぱり、これぞ看護師さん、って感じです。

でも、せっかくもらったのに
臨地実習に出られるのはまだもう少し先です。
それまで勉強、教室実習、がんばります。