この4月まで看護、医学なんてまったく無縁に生活してきたアラフォーは
内臓の位置、なんて心臓くらいしかわかっていませんでした。
しかもかなり漠然と、胸のやや左、くらいにしか。
しかしテスト勉強で詳しく覚える必要に迫られ
あれこれ覚えました。

胸の左、とばくぜんと覚えていた心臓は
前縦隔の下部、横隔膜の上部、3分の2が正中線より左に位置し
握りこぶし大で円錐形、250～300グラムとなります。
やや下部に肝臓、向かって右に脾臓、左右に肺・・・

人の体ってすごいです。

学校では、看護についての授業ばかりではなく、
実際に病気を引き起こす色んな菌や、それの予防についても習います。
連鎖球菌、ブドウ球菌、桿菌・・・そしてそれらの具体的な菌、まあ、いろいろあります。

そして、それらの授業の際、
今年始まった小児用肺炎球菌ワクチンについての紹介がありました。
ご存知でしょうか。
肺炎球菌による髄膜炎や菌血症、菌血症を伴う肺炎で、
今年になって日本でも導入されました。
でも、任意接種で自費で受けなきゃなりません。
しかも結構なお値段で複数回接種。
なんでも外国に倣えばいいわけではありませんが、
すでに多くの国で導入済み、定期接種している国もあります。
重い感染症へのリスク軽減に期待されているのに
まだまだ認知は低いようです。

昨年始まった子宮頸がんも感染予防できるのに
これまた任意接種で自費、複数回接種です。

予防接種で100パーセント防げるわけではないけれど
少しでも安心をと考える人はたくさんいます。
できることなら、穴だらけの法案でばらまいた子供手当なんかより
希望する人のための接種の金銭補助や、
こうしたことを知らない人のために
病院や幼稚園・保育所・学校などで知らせるための活動に
お金を使えないものなのかと思ってしまいました。

 

相変わらずテストに追われています。
余裕ありの科目もあれば、わからない～わからないんだってば～
と言いながらの科目もあります(*_*;
でもこれを全てクリアしないといけないんですよね、
先は長いです。

最近ベッドメイキングの教室実習がありました。
授業で血圧の測り方を聞きました。
筋肉注射を打つ位置もちらっと解説がありました。
バイト先でアンプルの開け方を教えてもらったり
レントゲン写真を見せてもらったり。
どれも、いずれ私もするようになるんですよね。
現実は厳しいよ、といわれていますが、
やっぱりいつか私もする仕事だと思って見ると
ドキドキする毎日です。

1週間も間があいてしまいました(~_~;)
テストが始まり勉強していました。
4科目終わり、2科目返ってきました。
今のところ再試（いわゆる追試）はありません。
まずまずのスタートを切れました。

でも、この年になっての試験勉強ってなかなかつらいです(>_<)
若いころのようには覚えられないんですよね。
書いて読んで書いて読んで・・・以下リピート。
でもがんばります。

昨日のニュースで夕張市立診療所で
心肺停止の患者受け入れ拒否との内容の記事がありました。

でも、よくよく読んでみると患者は自殺を図ってすでに心肺停止状態。
そして診療所はたった一人のドクターが外来患者診療のため、
対応不可能として断ったそうです。
そんな状態の診療所医師を市長は非難しているそうです(・。・;

無理無理、絶対ムリ。
救急対応していない、常勤医師たった一人の病院に
どれだけ無理、いや無茶をさせたいんだろう、夕張市市長は。
もちろん、安心して頼れる病院であってほしいです、
市立、という公共性の高さからしても。
でも医師が一人で孤軍奮闘している病院で、救急対応は物理的に無理でしょう。
そして首をつって心肺停止の患者、今の医療でどのくらいの蘇生率なんでしょう？

医者は大変です。
受け入れなければ非難され、
受け入れて助けられなかったら裁判を起こされることが多々あります。
医師も人間、できることには限界があります。
今の医療にだって限界があり、どれほど手を尽くしても
助けられない命はあります。
医師も医療も万能ではない、限界があるんです。